まさか!の坂は突然に…

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自宅建築を機にして、私は資産形成に深く興味を持つことになった

そして、ファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をして資格も取った


その時に、「もしもの時のために、いつでも引き出せる現金を普通預金に」という項目があった

「ふ~ん、そうなんだ」とその時はぼんやりと受け止めただけだった

あれから5年以上経過した今年、それを実感することとなった

今年の初旬、実家の父が病に倒れた

入院していた父を毎日見舞うために、仕事の後夕方病院へ通っていた

コロナ禍で面会は制限があったが、90代という高齢なのと個室だったのでどうにか許可してもらっていた


そのうち病状は悪化して、もう長くはないだろうという医師の見立てもあり、自宅介護に切り替えた

入院していた時期は、自分の都合のいい時だけ面会に行けば良かったが

自宅介護にすると、それこそ四六時中家族に負担がかかる

もちろん、仕事にも行けない

という事で、介護休暇を取得した

まずは、1カ月

私の職場では「介護休業」という名の制度があり、ありがたく取得することにした


しかし、介護休業は無給だ

しかも、無給なのに医療保険、介護保険、厚生年金、社会保険は引かれるので、事実上赤字

みるみるうちに、通帳の残高が減っていく

「想定の範囲内じゃないか、まだ大丈夫」と自分に言い聞かせてみるが、気持が落ち着かない

「あぁ、お金の不安」ってけっこうストレス度合いが高いなぁ

と実感

とはいえ、はるか昔出産を機に私が無職だった数年間は、どん底の貧乏だった我が家

その時に比べたら、まだまだ余裕の域だ

でも、新学期に息子達の学校関係で、ある程度の出費があった

そして、悲しい事に在宅介護に切り替えた父は2週間後に亡くなってしまった

突然の葬儀などの手配で、私の現金から立て替える事も多く

それは、予想以上にかかった

あぁ、FPの勉強で「いつでも引き出せる現金」を確保しておいてよかった

と初めて実感

「まさか!」の時は突然来るから、「まさか!」なのだ

定期預金や、投資信託や株を現金化することはできるが、手続きなどに時間がかかる

「まさか」の時は、外国でおこるかもしれないし、自分の体が自由に動ける状態じゃないかもしれない

ゴールデンウィークや年末年始の長期休暇に入れば、手続き自体ができない

キャッシュカード1枚で、今すぐ引き出せるお金が普通預金口座にあるっていうのは

本当に助かる事なのだという事を実感した


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