昨日から仕事には復帰した。
「あぁ、意外と大丈夫かも私」と思ったのもつかの間
今日は気持ちのアップダウンが激しかった。
職場の自分の机の上のカレンダーの月をめくる
「今年の1月ごろ父は元気だったな・・・」
机の引き出しに、未開封のチョコレートがあった
それは、三カ月前に父がくれたものだった…
もう、父から何かをもらう事もないね…
そして、知人からスマホに着信があって、メッセージが残っていたのでチェックした
残ったメッセージの一覧には、以前父が残したものがいくつか…
聞きたいけれど、泣いてしまいそう…
もう、何を見ても父を思い出すものであふれている
仕方がないとわかっていても、心が沈む
「仕方がないよ、もうこの世にはいないんだよ。骨だって拾ったじゃん。」
こういう小さい戦いを心の中で繰り返す
理屈では解っていていても、無駄だと思っていても
同じような事を何度も頭の中で繰り返す
そんな私を、他人が傍から客観的に見るような気持ちで観察してみた
あぁ、父は3カ月の辛い闘病を経て亡くなったけれど…
そのことを悲しんでいるあなた(私)は、もっと長い闘病期間を経て、若くして死ぬかもしれないよ
そんなに悲しんでばかりいる余裕はあるの?
そんな思いが頭に浮かぶ
そうね。私は今53歳。
92歳で亡くなった父より39歳若いけれど、明日一生を終えるかもしれない
父の事を忘れないのは供養だ
だけど
悲しんでばかりで、自分の事をなおざりにするのは、違うかもね
そう思って、仕事の帰り道にシュークリームを家族分買った
隙間なくクリームが詰まった、おいしいやつ
これを、夕食の後に家族で食べよう
父の事を考えながら
辛い気持ちではなく、楽しい気持ちで父を思い出す練習をしてみよう
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